ボヴェ　 NTS0029　19Thirty (ナインティーンサーティ) フルリエ　

デザインの基になっているのは1930年代に製作されたボヴェの懐中時計。漆黒に塗られたの美しいフェイスにデザイン性豊かな縦並びのオフセンター文字盤。そして、リュウズはもちろん12時位置。また、薄型ケースながらも1週間ものパワーリザーブを備えるボヴェの新しい自社製ムーブメントを搭載しています。ボヴェは18金で高額商品が多い中、ステンレス製であるのもうれしい設定です。

ボヴェは1822年にエドアール・ボヴェによって創業されました。創業当初、世界の王侯貴族や上流階級に向けてつくられた懐中時計には、美しい芸術的な装飾や彫刻模様が施されていました。その美しさが評価され装飾ケースのトップブランドとしての地位を築きました。後に紫禁城の中国皇帝コレクションの遺品の中に、ボヴェの柱時計と懐中時計が展示されていたことが確認され、かつて中国宮廷に愛された時計として脚光を浴び、ボヴェの歴史的な遺産としての価値は計り知れないものとなっています。ボヴェのトップクラウンと呼ばれる独特の時計のスタイルは当時の懐中時計と、アールデコの左右対称フォルムを融合させたものが原点となっています。ボヴェはコンプリケーションウォッチ・メーカーとも称され、アマデオフルリエ・シリーズ、セブンティーズ・トゥールビヨンをはじめ、セブンティーズ・トゥールビヨン・ジャンピングアワー、トリプルデイト・ムーンフェイズ、等、他に類を見ない数々のコンプリケーションウォッチを発表しています。また、スポーツ・スターシリーズ等300m防水機能搭載のスポーツ系ウォッチ、レディスモデルでは、フルリエ32シリーズ等、その卓越した技術力で幅広く手掛けています。ボヴェの製作する時計のうち、1/3はオートクチュール。現在のボヴェの時計師たちは、ブランドの先祖である懐中時計と同様の個性と人々に感動を与えるという使命を共有しています。ボヴェは創業以来、ラグジュアリーな装飾芸術と最高峰の技術力を両立するブランドとして、その伝統を守り更にその伝統は受け継がれていきます。