ロイヤルオークのモデルチェンジについて
先に書きましたように、ロイヤルオークは長年姿をほとんど変えないことでその人気とステイタスを確立してきたモデルです。

14790ST 36mm
15300ST 39mm
15400ST 41mm
15500ST 41mm
これらの他、5402、4100、15000、14486などのモデルもありましたが、ここではその世代ごと、もっとも定番とされていたモデルを挙げてみます。
14790STについて
14790は、今ではメンズとしてはかなり小ぶりですが、15-20年前頃にはメンズサイズとしては標準的なサイズ感でした。
今でも、特に日本人にはこのサイズは人気で中古市場でかなりの人気を博しています。
12時位置がバーインデックスのもの、APロゴのものがあったようです。この当時は、どのブランドも同型番でのマイナーチェンジが多かったですね。
14790の文字盤色は特に微妙な色みで、この写真は、メーカー資料に「cosmos blue」と記載されていた、いわゆる濃いブルーです。

他にも、メーカーで「dark blue」と表記していた文字盤もありましたが、実際の色は、ほぼブラック。よく見るとグレーとダークブルーが混ざっているような色でした。
この14790は、ジャガールクルトのムーブメントをンベースとしたキャリバー2225が搭載されていました。
ただ、そのムーブメントに関しては、当時は今ほど話題にはなっていなかったと思います。しかし、生産終了となり、近年のロイヤルオークの高騰によりそれが不可価値となり、拍車をかけてているようです。
インデックスは短めで現在のモデルと比較するとおとなしめですが、八角形が強調されたスポーティなスタイルで、定価も100万円++程度。
今日のような稀少・入手困難・プレミアム価格などと言ったモデルではありませんでした。
ロイヤルオークってどうして定価より高いの?【その1】 ロイヤルオークってどうして定価より高いの?【その3】