ランゲ&ゾーネをご検討中のお客様から、ランゲワンとサクソニアで迷っています、というご相談を頂くことがあります。
ランゲ&ゾーネのシリーズについて
ランゲのコレクションには、現在、
ランゲ1
ツァイトヴェルク
サクソニア
1815
リヒャルト・ランゲ
という、5つのシリーズ分けがなされています。

世界の時計市場では、人気の度合いで言いますと、ランゲ1が最も人気が高く、次いでサクソニアと続きます。
ただ、ランゲ1のシリーズは、以前はダントツ人気であったのが、ここのところ、分散しているように感じます。
もちろんお客様の好みが多様化しているということになるのですが、他の理由について見てみましょう。
ランゲ1のオフセンター文字盤について
ランゲ1と言えば、何といってもあの美しいオフセンター文字盤。
・白いカンバスに絵を描いたような配置。
・通常の約3倍の大きさのビッグデイト。
・決して重なることのない各針。
・ムーブメントの貴石とネジの美しい配置。
そして、最高峰ブランドの人気モデルは常に他のブランドに追いかけられる宿命にあります。

高級ブランドでは、ハリーウィンストンのミッドナイト。

そして、同じ東欧ブランドであったことから、ランゲの兄弟と言われるグラスヒュッテオリジナル。

こちらは、一桁違う驚きの価格で機械式時計を製造するエポス。

より技術を必要とされるオフセンター文字盤の時計ですが、多くのブランドで製造されるようになったお陰で、予算やブランドの好みに応じて選択肢が増えました。
これが、ランゲワンのみに集中しない傾向になった一因と考えます。
さて、続いてサクソニアを見てみましょう。