さて、ここでは、GPの往年のヒット作を振り返ってみましょう。
ジラールペルゴのヒット作について
20年前頃のヒット作に「GP7000」というモデルがありました。

GP7000
ブレス幅のバランスにより、ラグが少し広がったように見えるのグが特徴のスポーツモデルですが、このシリーズは、ジョルジオ・アルマーニ氏が愛用しているとのこともあり、大ヒット。
このころは、こういった鏡面仕上げのスポーツモデルが多かったですね。
そして、超ロングセラーだった、「ヴィンテージ1945」。
かつてはジラールペルゴのアイコンでした。

こちらはレディースのヴィンテージ1945で最も人気の高かったモデルですが、弊社内には、今でもかつての型番を、「25900-1-11-105!!」という型番を空で言えるスタッフがいるほどです。
また、女性のファッション誌にも、「本格派機械式時計」といった特集が組まれたときによく登場していたモデルです。
このシリーズの愛用者は、ハリウッド俳優のヒュージャックマンさん、水谷豊さんなど。
数年前ジラールペルゴの工場で、ヴィンテージ1945シリーズの生産を一時停止するという発表がされたとのことですが、最近また復活したそうです。
現在のバリエーションはこちらをご参照ください。なお、現在はヴィンテージ1945シリーズの生産本数はとても少ないとのこと、ご希望の場合には、お手配可否を確認いたしますので、お問い合わせください。
次に、「WW.TC」。ワールドタイマーです。

2007年前後のモデルですが、フランクミュラーのマスターバンカー同様、文字通り、バンカー(銀行員)や証券マンのお客様に大人気。
ビジネスは「グローバル時代」というキーワードが叫ばれ始めていた頃ですね。
当時、ワールドタイマーとクロノグラフの組み合わせは世界初。ただ、当初は、限定モデルを除き、18金モデルのみの展開でした。
次いで、チタンモデルが発売されましたが、現在のモデル展開はよりシンプルで、お求めやすいステンレスモデルもあり、こちらでご覧いただけます。
また、このシリーズの愛用者には芸人の上田晋也さんがいらっしゃいます。
最後に、現在、ジラールペルゴの生産ラインでが最も注力されているロレアート。

1967年の名作映画「卒業」にちなみ、イタリアからの提案で名付けられました。
8角形のケースと一体型のブレスレットを特徴とし、1975年にGPのスポーツラインとして誕生。
流行に左右されない程よい重厚感と確かな品質で、ビジネスマンのデイリーウォッチとして人気を博しています。
ベゼルの辺りはAPのロイヤルオークと似ていますが、全体的なスタイルは全く異なり、少し控えめで、ジラールペルゴ、という何とも玄人好みのブランドであることが魅力です。
レディースモデルもあり、一覧ページはこちらです。女性の手にGPのロゴを見つけたら、かなりの時計通で、自分軸のしっかりした方かもしれません。
なお、現在、ロレアートは、GPのコレクションではバリエーションがもっとも豊富で、トゥールビヨン搭載の高額モデルから、シンプルな3針モデルまで、揃っています。
ロレアートの一覧はこちらをご参照ください。
ジラールペルゴってどんなブランド?【その1】 歴史とムーブメント編