クロノスイスってどんなブランド?

クロノスイスは、純粋な手仕事や職人の技を大切に守り、時計づくりに熱い情熱を注ぐ機械式時計のブランドです。

特に、50万円から100万円程度のステンレスモデルも多く、コレクションしやすいこともあり、時計愛好家から絶大な支持を集めています。

クロノスイスの全ての時計には伝統のコインエッジ(ベゼルのギザギザの刻み目)とオニオン型のリュウズが採用され、その温かみのある独特の世界観は、設立30年余りの、比較的若いブランドとは思えないほど。

コインエッジ・オニオンリュウズ
コインエッジ・オニオンリュウズ

また、以前は、「スイス時計よりもスイスらしいドイツ製の時計」と言われていましたが、文字盤を見ると SWISS MADE  の文字が。

スイス時計? それともドイツ時計?

この辺りを探ってみましょう。

クロノスイスの歴史

クロノスイスは、1981年にドイツのミュンヘンにクロノグラフの専門工房が設立されたのが始まり。

その2年後に、ゲルト・R・ラング氏が、同じミュンヘンの地にクロノスイス社を設立しました。

ゲルト・R・ラング氏
ゲルト・R・ラング氏 出典元:Chronoswiss カタログ

ゲルト・R・ラング氏は、スイス製ムーブメントの収集家だった!

もともと、彼は時計師でしたが、ムーブメントのコレクターでもあり、膨大な量のスイス製ムーブメントを所有。

時計の組み立てがドイツ工房であっても、ムーブメントがスイス製だったのです。

SWISS MADE
SWISS MADE

クロノスイスのアイコン、レギュレーター の登場

1987年には、クロノスイスの顔とも言えるレギュレーターを発表。

腕時計としては時間と分がそれぞれ独立した構造は、まるで機械工場の計器のようですが、他のブランドでは、まだ量産されておらず、その独特の動きとデザインで見事に愛好家のハートを射止めました。

レギュレーター
レギュレーター

世界初やヒット作を連発

1995年には、世界初のスケルトン自動巻きクロノグラフ、オーパスを発表。

日本国内では、商標登録の関係でヴィータと名付けられていました。

オーパス
オーパス(ヴィータ)

そして、3年後の1998年には、スケルトンの自動巻きで初のスプリットセコンド クロノグラフ、パトスを発売。

クロノスイス パトス
クロノスイス パトス

1996年には、画期的なデザインのデルフィスをを発表し、スイスで特許を申請。

クロノスイス デルフィス
クロノスイス デルフィス

また、高品質・エナメル文字盤の「オレア」は、高価なエナメル文字盤の時計をお求めやすい価格帯に設定し、これも大ヒット。
ロングセラーとなりました。

近年のクロノスイス

2013年には、スイスのルツェルンに新しい工房を設立し、エナメル文字盤など伝統的な技法の継承に努め、顧客からのオーダーメイドなども手掛けています。

また、現在のクロノスイスは、レギュレーターモデルを主力に、愛好家が目移りするほどの幅広いデザイン展開がなされており、今後の新作もますます楽しみです。

レギュレターのラインナップ
レギュレターのラインナップ(出典元:http://www.chronoswiss.com/jp/product-overview/sirius-regulator.html)

クロノスイスの評価・まとめ

クロノスイスは、日本のセイコーが巻き起こした1970年代のクォーツ革命による影響を大きく受けながらも、機械式時計のみを作り続け、機械式時計の復興に貢献したブランドの一つです。

デジタル時代だからこそ、対局にある手作りの機械式時計に稀少価値が宿ります。

お求めやすい価格帯の時計からラインナップされているクロノスイス。コレクションの1本にいかがでしょうか。