ランゲワンか、サクソニアか【その2】

ランゲワンに続き、サクソニアを見てみましょう。

サクソニアの特徴

サクソニア(Saxsonia) の名の由来は、ザクセン(Sachsen)。

ポーランドやチェコとの国境に接している地域で、古くから
機械工業が発展し、ドイツ産業の中心地のひとつでした。

ザクセン州
ザクセン州(出典:http://www.de-info.net/kiso/kiso.html)

 

ゆえに、サクソニアの各モデルは、その「機構」が最重視されています。

 

サクソニアファミリー(出典:https://www.alange-soehne.com/ja/timepieces/family-saxonia)
サクソニアファミリー(出典:https://www.alange-soehne.com/ja/timepieces/family-saxonia)

 

もっともお馴染みなのは、2針や3針、スモールセコンドといった、シンプルなモデル。上の画像は、現在のランゲ公式サイトに「サクソニアファミリー」とされているモデルです。

もっともお馴染みなのは、2針や3針、スモールセコンドといった、シンプルなモデルですが、複雑機構のモデルもあります。

そして、ほとんどのモデルが左右対称。

ランゲワンとは外観が大きく異なり、質実剛健なドイツ人気質を表しているかのようなデザインが際立っています。

また、ユニークなのが、好きな女性の気を引くためなら普段以上の才能を発揮してしてしまう、というのもザクセン人気質だそうで、これはこの地域の古代の王・アウグストが、好みの女性のハートをつかむために金に糸目をつけなかったという逸話から来ているそうです。

 

ビッグデイトについて

ランゲ&ゾーネが草分け的存在のビッグデイト。
オペラ劇場の時計がデザインの元となっています。

ドレスデンのゼンパー歌劇場にある五分時計
ドレスデンのゼンパー歌劇場にある五分時計 出典元:https://www.alange-soehne.com/ja/stories/lange1-watch-family

 

一部モデルを除き、サクソニアにも使用されており、最もシンプルなモデルで、「サクソニア アウトサイズデイト」があります。

インデックスを長めに取り、きりっとした印象の時計で、知的職業の方に好まれそうなデザインです。

ランゲ&ゾーネ 381.029 サクソニア アウトサイズデイト(38.5mm)
ランゲ&ゾーネ 381.029 サクソニア アウトサイズデイト(38.5mm)

 

このモデルの原型は15年以上前の人気モデル、ランゲマティック。

3時から5時位置の目盛りのところに、SAX-O-MATと刻まれているのが特徴で、これが愛称になっていました。

ランゲマティック(37mm)
ランゲマティック(37mm)

 

日付窓の背景色については、最近はどのブランドも文字盤に合わせるのが流行していますが、当時は圧倒的に白が多く、今より目立っていました。

好みですが、同色の方が引き締まった印象にはなりますね。

そして、40代あたりから、悲しい哉、ビッグデイトの有難味がわかります。

ドイツの最高峰であるランゲ、100万円では買えません。自ずとユーザー年代層は高くなり、ニーズにマッチするのです。